結婚相談所の廃業に追い込む3つの原因【廃業率90%?】

投稿日:2022.03.20 更新日:2023.09.22
来島美幸

監修者

来島美幸

結婚相談所の集客コンサルタント。オンライン完結型の結婚相談所Presia(プレシア)では、Webだけで会員数200名を集客に成功。個人経営ながら年商4,200万円を超える。元祖・婚活系YouTuberとして、運営する2つのYouTubeチャンネル登録者が10万人を突破。IBJ主催の集客セミナー講師を担当し、満足度4.7点と好評を得る。
結婚相談所 廃業
  • 結婚相談所の廃業の原因は?
  • 結婚相談所の廃業率はどれくらい?
  • 廃業に追い込まれないための具体期な対策はあるの?

こういった悩みにお答えします。

結婚相談所を個人経営する仲人さん/カウンセラーさんの中には、「数年後も安定した経営ができているのだろうか…」と不安になってしまう方も多いと思います。いまは結婚相談所で生活費を稼げていても、ライバルの参入やオンライン婚活の台頭によって、5年後、10年後の婚活ビジネスがどうなっているか気になりますよね。

とくに結婚相談所だけで月50万円も稼げていない方にとっては、「廃業」が他人事ではないでしょう。せっかくに高い加盟金を払ってフランチャイズに加盟したのだから、絶対に廃業/倒産にはなりたくないですよね。

そこで本記事では、結婚相談所で廃業しないためのたった1つの対策をご紹介します。

さらに、「廃業率」や「廃業になるワケ」も徹底解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んで、実践するだけで、ライバルに一歩リードできることを保証します。

結婚相談所の廃業率とは?

結婚相談所の廃業率とは?

まずは、どれくらいの結婚相談所が廃業に追い込まれているのかをご紹介します。

結婚相談所の廃業率は90%

「新規開業する結婚相談所の9割が、3年以内に廃業する」という情報をご存知でしょうか?

ネット上でささやかれているウワサのため、どこまで本当かはわかりません。私の肌感覚では、ここまで深刻ではないと感じます。

リアルな結婚相談所の廃業率は、フランチャイズ本部しか持っていないので残念ながら調べようがありません…。

ただ、結婚相談所を含む「個人事業主の廃業率」に関するデータを見つけたのでご紹介します。

個人事業主の廃業率は「88.4%」

中小企業白書によると、個人事業主(法人ではない個人)の廃業率は、以下の通りです。

  • 1年間で、37.7%が廃業
  • 3年間で、62.4%が廃業
  • 10年間で、88.4%が廃業
個人事業主の廃業率

個人事業主の廃業率

このデータから読み取れる残酷すぎる事実として、10年後には90%の個人事業主が廃業/倒産に追い込まれているようです。

かなり衝撃的なデータですよね…。

結婚相談所ビジネスは、廃業リスクは少ない

個人事業主の廃業/倒産率は高いものの、結婚相談所の廃業率はそこまで高くないと感じます。

個人経営の結婚相談所が廃業しにくい理由は、「固定費がほとんどかからない(出費が少ない)」ことが挙げられます。

たとえば、飲食店などの店舗事業は、お客さんがゼロでも月に100万円近くの固定費が発生します。一方で、店舗を持たない結婚相談所なら、「固定費がほぼゼロ」かつ「変動費が多くても数万円程度」ですよね。

結婚相談所経営はリスクが少ないとはいえ、一定数が利益が出ずに廃業に追い込まれているのも事実なので、今のうちに対策を打つことが大切です。具体的な対策は結婚相談所を廃業させないために、今すぐやるべき予防策で後述しています。

結婚相談所の廃業に追い込む、3つの原因

結婚相談所の廃業に追い込む、3つの原因

アツい想いを持って結婚相談所を開業したものの、結果的に廃業してしまう方もいます。よくある原因を解説しますね。

原因①:儲からない

一定の集客ができているものの、「ビジネスとして美味しくない」と判断して廃業するケースです。

「出逢いに恵まれない方の架け橋になりたい!」「結婚の素晴らしさを一人でも多くの方に味わってほしい!」と思い始めたけど、予想以上に儲けるのがむずかしいと感じて別のビジネスに軌道修正する方もいます。

【証拠アリ】結婚相談所の開業は儲からない?【年商4,200万円】で紹介した通り、個人経営でも会社員時代の2倍以上稼ぐことは可能です。

ただ、ビジネスモデル的に収入を増やすためには「労働時間が増え続ける」必要があるのも紛れもない事実ですよね。もちろん、「お見合い日程の調整」を外注(スタッフ雇用)するなどして効率化/仕組み化はできますが、サポート業は自分でやらざるを得ないでしょう。

このように、「もっと稼ぎたい」という野心家は、別のビジネスにチャレンジするために廃業を選んでも仕方ないと言えます。

関連記事:【闇】婚活ビジネスは、儲かる?【市場規模/ビジネスモデルも解説】

原因②:会員が集まらない

結婚相談所を廃業する理由で1番多いのが「集客できずに仕方なくやめる」ことでしょう。

残酷な事実として、結婚相談所で生活費を稼ぐのには一定の時間がかかります。実際に来島美幸が運営する「結婚相談所プレシア」は、1年間はほぼ収入ゼロでした…。

肌感覚ですが、個人経営/地域密着型の結婚相談所の7割が集客に悩まされています。結婚相談所の集客サポートの利用者が100名を突破したことからも「会員獲得の難しさ」がうかがえます。

たしかに集客はカンタンではありません。ただ、7つの集客方法を駆使さえすれば、結婚相談所で月50万円ならだれでも突破可能だと確信しています。

関連記事:結婚相談所の集客方法7選【月100万円を稼ぐ極意】

原因③:ストレス

カウンセラー(仲人)の仕事がつらくて廃業する結婚相談所もあります。

「対応が大変すぎる会員さん」「クレーマーの会員さん」が出没するのはもちろん、「クセが強い仲人さん」の相手もしなくてはいけません。お見合いの日程調整ですらストレスがかかるため、カウンセラーはストレスがかかる仕事と言えます。

こういったストレスから解放されたくて専業主婦に戻ったり、別の仕事を探すために廃業するのです。

精神的にも肉体的にも大変な仕事ではありますが、「カウンセラーは天職だ!」と毎日ニコニコしながら仕事をしている仲人さんもいますよね。

関連記事:結婚相談所の「婚活アドバイザー」のきつい仕事3選【向いている人】

来島美幸
来島美幸

「1年後に見かけなくなる結婚相談所の特徴」をYouTubeで解説しました。廃業をしないのはもちろん、「安定して集客したい方」はぜひ参考にしてください。

結婚相談所を廃業させないために、今すぐやるべき予防策

結婚相談所を廃業させないために、今すぐやるべき予防策

廃業を視野に入れている方に向けて、なんとか起死回生する方法をご提案します。

「経営者」であり、「営業」でもある

廃業しないための予防策とは、「3つの役割」をしっかり果たすことです。

3つの役割とは、「婚活カウンセラー」「経営者」「営業・マーケター」です。

あなたの役割
  • 「経営者」:利益の最大化を目指す
  • 「営業・マーケター」:会員数を増やす
  • 「婚活カウンセラー」:会員を成婚へと導く

フランチャイズ&個人経営の結婚相談所とはいえ、あなたは一人前の「経営者」です。しかも、個人事業主なら「集客」も自分でやらなければいけません。

数年前までなら、「経営者」「営業・マーケター」としてのスキルがなくても、毎月10件以上お問い合わせを獲得できたでしょう。しかし、結婚相談所の加盟店が年々増え続ける(今や5,000社以上!)うえに、オンライン婚活も台頭してきました。まるで「結婚相談所の戦国時代」と言えるほどに、ライバルが増えていますよね。

このようなライバルが多い状況では、「婚活カウンセラーとしての能力」だけで安定した収益を確保するのは非常にむずかしいと言えます。

今からやるべきは「3つの数字の管理」

「経営面の数字」「集客面の数字」「会員の数字」をしっかりと把握しましょう。

数値化することで、「現状の課題」がハッキリと分かるため、「具体的な改善策」「今後の方向性」が見えてきます。

少なくとも以下の数字は把握しておきたいところ。

  • 売上(内訳)
  • コスト(固定費・変動費)
  • 利益
  • 会員一人当たりの利益(LTV)
  • 現在の会員数(男女別/年代別)
  • 累積の会員数(男女別/年代別)
  • 成婚数(男女別/年代別)
  • 入会数
  • お問い合わせ数
  • ホームページのアクセス数
  • 各種集客ツールのデータ

これらの数字をエクセルなどで日々更新していくことで、廃業に追い込まれる前に「いまどんな状態で、なにをすべきか」が見極められるでしょう。

ぜひ、今日から徹底した数値化を実践しみてください。

※追記
「1会員あたりの利益(LTV)」に関する「Web集客セミナー」を開催しました。今後も無料で集客ノウハウのセミナーを行いますので、LINE登録してお待ちください。

【無料相談】結婚相談所の廃業を検討している方へ

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せっかくカウンセラーとして経験やノウハウが積み上がってきたのに、ここで諦めちゃうと数年後に後悔するかもしれません。

結婚相談所経営は、ランニングコストがほぼゼロなので、今すぐ廃業する必要はないのではないでしょうか?

もし、集客面でお困りのことがあれば、ZOOMで30分ほどお悩みをお聞きします。きっと、集客のヒントになるはずです。

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来島美幸
来島美幸

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