- 真剣交際の進め方とは?
- どんなデート内容がいいの?
- 成婚までに確認すべきことは?
こういった結婚相談所の疑問に答えます。
結婚相談所で仮交際(プレ交際)を経て、ついに真剣交際(本交際)に進展したものの、はじめてのことばかりで不安も多いはず。担当カウンセラーさんから真剣交際の進め方を聞いても、パッとイメージしにくいですよね。
残念ながら、カウンセラーさんは忙しすぎて、真剣交際の進め方の説明をちゃんとしてくれないケースがほとんどです。
仲人さんから説明がないからと言って、自己流で真剣交際を進めてしまうと、あなたの致命的なミスで「破局」を迎えるかもしれません…。せっかく真剣交際まで進んだのに、凡ミスでフラれるのは絶対に避けたいところ。
そこで本記事では、絶対に後悔しないための真剣交際の進め方を徹底解説します。さらに、真剣交際中に確認しておくべき10のことも大公開!
交際相手とスムーズに成婚したい方はぜひチェックしてくださいね。
真剣交際の進め方|やることを7ステップで解説
「真剣交際って具体的になにをするの?」と不安な会員さんへ向けて、真剣交際の進め方をていねいに解説します。
- 手順①:信頼関係の構築
- 手順②:機微情報の確認(宗教、借金、ギャンブル)
- 手順③:自分のマイナスポイントも伝える(自分・家族の病気、障害、引きこもり、貯金額など)
- 手順④:成婚・入籍までのスケジュールを計画(入籍までのスケジュール感に相違がないかすり合わせる)
- 手順⑤:お互いの親へ結婚承諾のあいさつ
- 手順⑥:プロポーズ
- 手順⑦:成婚退会
連盟や地域などによって流れは異なるので、担当仲人さんに確認することをおすすめします。
手順①:信頼関係の構築
まず破局を避けるためにも信頼関係をしっかりと構築させましょう。これはお互いのことを深く知り合っていくなかで、些細なマイナスポイントがあっても別れないようにするためです。
信頼関係が構築されたカップルの場合は「こんな部分もあるのか〜。でもそのほかは優しいし問題ないか!」と受け入れられますが、関係が浅いと「え?!これは無理かも……」と将来に不安を抱かせてしまいます。
真剣交際で信頼関係を構築するためには、複数回のデートで自分のことをよく話すだけでなく、お相手のことを理解する必要があります。
「相手を理解する」というのは相手と同じように物を見て、同じように考えることではありません。「この人はこうやって考えるんだな」と、自分との考え方や価値観の違いを知ることです。お互いに受け入れ合えば自然と信頼関係が構築されていくでしょう。
手順②:機微情報を確認
機微情報の確認を忘れてはいけません。
機微情報とは「他人にはあまり知られたくない個人情報」を指します。たとえば下記のような秘密を持っている人もいるでしょう。
- 借金がある(金額の大小は問わない)
- ギャンブル壁がある
- 宗教に入っている
- アルコール依存症がある
こうした機微情報は、STEP1. 信頼関係の構築でしっかりと信頼関係が構築されていなければ破局の原因となりかねません。
しかし、お互いにちゃんと配慮をしつつ、大切な情報は共有しておくことをおすすめします。
手順③:自分のマイナス部分を伝える
次に上記の機微情報を確認するのとほぼ同じタイミングで、ご自身のマイナス部分をお相手に伝えておきます。お相手にとってマイナスになるのは、おもに次のような要素です。
- 自分、または家族に病気や障害がある
- 過去に引きこもりをしていた時期がある
- 引きこもりをしている家族がいる
- 貯金額が少ない
家族の病気や障害、引きこもりなどの情報はお相手に関係ないと考えて伝えない人もいますが、お互いにすべてを理解して結婚するためには話すべき内容です。もしかしたら将来、病気のご家族を介護することになるかもしれませんから……。
人生なにが起こるかわかりません。起こりうる未来がわかっている場合には、事前に伝えるのがマナーです。
手順④:成婚・入籍までのスケジュール計画
信頼関係が構築されお互いのことを深く知り合えたら、ようやく結婚に関するスケジュールを立てていきます。このときに「入籍までのスケジュール感に相違がないかをすり合わせる」ことが重要です。
たとえば「親を喜ばせたいから成婚退会したらすぐにでも式を挙げたい」などと、どちらかが一方的な意見を押し付けてしまうと、お相手はまだ心の準備ができていない可能性も…。
結婚式の詳細な計画を立てる前に、まずはお互いに大まかなスケジュール感を確かめ合っておきます。
手順⑤:ご両親へのあいさつ
次はいよいよご両親にあいさつをします。「え?先にプロポーズじゃないの?」と驚く人も多いですが、結婚相談所の真剣交際ではプロポーズの前に「結婚を前提にお付き合いしている状況」をご両親に報告しに行きます。
ただ、先にプロポーズをしても問題ないため、このあたりは二人で話し合って順序を決めるとよいでしょう。(プロポーズのタイミングで迷ったら担当カウンセラーさんに聞いてみましょう)
そもそも「一般的な恋愛のプロポーズ」と「結婚相談所のプロポーズ」は意味合いが異なるとご存じでしょうか?
一般的な恋愛のプロポーズは、男性が女性に対して求婚するときに行います。一方で結婚相談所の真剣交際では、はじめから結婚を前提にお付き合いしているわけですから、求婚というよりは「けじめ」の意味合いが強いと考えておきましょう。
手順⑥:プロポーズ
ご両親の承諾がもらえたら、次はけじめであるプロポーズをしましょう。
結婚相談所を利用している男性の多くは奥手な性格で「あらためてプロポーズをするのは恥ずかしい……」と言葉で伝えない人もいます。
しかし、きちんと言葉に出して伝えなければお相手の女性を不安にさせてしまうため注意しましょう。シンプルに「結婚してください」と伝えるだけで女性は安心してくれますよ^^
手順⑦:成婚退会
お互い結婚に向けての固い意思が決まれば、結婚相談所を成婚退会します。
結婚相談所における「成婚」とは二人の結婚の意思が固まった状態のこと。実際に入籍していなくても成婚退会となりますので覚えておきましょう。
そして成婚退会したあとは婚活カウンセラーや仲人が間に入ることなく、お二人が直接連絡を取り合って通常のカップルのように結婚へ向けて行動していきます。
私が代表カウンセラーを務める結婚相談所Presiaでは、データに基づく「論理的なアドバイス」をしております。おかげさまで100組以上のカップルが幸せを手にしています。
現在のカウンセラーに対して、ちょっとでも不満があるなら、”実績豊富”なカウンセラーがいる結婚相談所への乗り換えも検討すべきでしょう。ロジカルかつ成功率が高いサポートをご希望の方は、まずは入会説明会(無料)からどうぞ。
真剣交際でおすすめのデート内容5選
ここでは真剣交際でおすすめのデート内容を5つピックアップしました。
- お家デート
- セレクトショップデート
- 指輪を見に行くデート
- 不動産屋に行くデート
- 家具家電のウィンドウショッピングデート
上記のようなデートをした場合、どんなふうに効果的なのかもあわせてご説明します。
お家デート
まずは大定番のお家デート!
二人だけの完全なプライベート空間となり、周りの目を気にせずに話ができるから、グッと距離が近づけるでしょう。
具体的には一緒に料理を作ったりDIYをしたりなど、共同作業をするのがおすすめです。共同作業は結婚後の疑似体験となり将来をイメージしてもらいやすくなります。
ただし、婚前交渉を禁止にしている結婚相談所が多いため、お互いの合意があっても性交渉はやめておきましょう。
セレクトショップデート
日用品雑貨のセレクトショップもお二人の仲をグッと縮めてくれる素敵な場所です。たとえばお揃いの食器やマグカップを購入したりすれば親密度をアップさせられます!
真剣交際ではまだ恋人関係で別々に暮らしている状態ですが、ペアグッズを購入すれば離れているときもお互いのことを考えられて強い絆が生まれるでしょう。
指輪を見に行くデート
複数回目のデートだったら指輪を見に行ってもよいでしょう。女性はもれなくテンションが上がるはず!
とはいえその日に購入しなくても構いません。「今日はどんな結婚指輪があるのか見に行ってみようよ!」と誘い、女性の好みをこっそり調査してみてください。指輪のサイズや好きなデザインを知っておけば、ちょっとしたサプライズにも活用できますよ。
不動産屋に行くデート
意外かもしれませんが、不動産屋デートもおすすめです。お二人でどんな物件に住みたいのかをじっくりと話し合えるため、結婚後の生活を想像しやすくなります。
たとえば「子どもがほしいから2LDK以上がいいよね!」「料理中にリビングを見渡したいから対面キッチンがいいな!」などそれぞれの希望があるでしょう。こうした話し合いでお互いの価値観を徐々に確かめられます。
ただしこのデートでは将来のイメージ作りが目的のため、実際に物件の契約はしなくて大丈夫です!不動産屋には「デートしに来ました」なんて言えませんが、いくつか内見させてもらって「もう少し考えます」など失礼にならないように断っておきましょう。
家具家電を見に行く
家具・家電量販店のウィンドウショッピングデートも結婚生活を連想させるためおすすめです。
「リビングにこんなソファを置いて二人でのんびり映画でも観たいね」「これくらい大きい冷蔵庫なら子どもが2〜3人できても足りそうだね」など、将来の生活をイメージしながら会話が弾むこと間違いなし!
ただしこちらの家具・家電量販店デートも、もちろん見るだけでOK。実際に買わずとも十分に楽しめるでしょう。
真剣交際で確認すること・話すこと一覧
ここからは真剣交際で確認すること・話すことについてまとめました。
- 確認事項①:「愛情」「性格」
- 確認事項②:「仕事」
- 確認事項③:「家族関係」
- 確認事項④:「金銭感覚」「経済状況」
- 確認事項⑤:「結婚式」
- 確認事項⑥:「新居」
- 確認事項⑦:「子ども」
- 確認事項⑧:「家事・育児」
- 確認事項⑨:「スケジュール」
- 確認事項⑩:「その他」
少しボリューミーですが上記の確認事項を事前にチェックしておくと、成婚退会後や結婚後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔する可能性を低減させられますので必ず確認しておきましょう。
確認事項①:「愛情」「性格」
- どんなときでも「会いたい」と思えるか
- 懸念点があっても相手の良い部分でカバーできるか
- ありのままの自分が出せるか
- 一緒にいて居心地良いか
- 二人の将来について話せているか
- 絶対に譲れないことがお互いに許容範囲か
- トラブル時にきちんと話し合いのできる相手か
まず「愛情」や「性格」といった部分をしっかりと確認しておきましょう。たとえばどんなに疲れていても忙しくても、お相手に「会いたい」と思えますか?「面倒だな……」といった感情が先に立つようでは結婚相手としてふさわしくありません。
また二人の仕事や住まい、家族などの細かい将来について話し合えているか、ケンカをしたり譲れないポイントが出てきたりしたときに、きちんと話し合いのできる相手なのかも要チェックです。とくに話し合いができないお相手と結婚してしまうと、楽しいはずの結婚生活で苦労する可能性が非常に高いため注意してください。
確認事項②:「仕事」
- 勤務時間
- 勤務先(会社名・場所)
- 勤務形態(在宅ワークなど)
- 転勤の有無
- 残業の有無、頻度
- キャリア形成(転職や起業したいなど)
- 結婚後/出産後に仕事を続けるか
2つ目の確認事項は「仕事」についてです。仕事は生きていくうえで欠かせませんので、問題がある場合は話し合って解決しておきましょう。
たとえば夜勤や出張が多い仕事の場合、パートナーを一人にしてしまう時間が多くなります。これは子育てにも影響しますので事前に伝えて理解を得ておくべきでしょう。転勤が多い会社に勤めている場合には、引っ越しを繰り返す転勤族になる可能性も……。「実家の近くからできるだけ離れたくない」と考える人も多いため注意が必要です。
また女性の場合は、結婚や出産のあとに仕事を続けるのか家庭に入るのかを選ばなければなりません。ただし収入のバランスによっては、男性が専業主夫になるご家庭もありますのでお互いの意見をすり合わせておくようにしましょう。
確認事項③:「家族関係」
- 家族や親族との関係が良好か
- 介護が必要か
- 同居が必要か
上記のような「家族関係」の確認事項も重要です。たとえば親が二世帯住宅での同居を望んでいたりすれば、それは結婚後すぐに考えなければならない問題ですね。義家族との同居は最悪の場合、離婚に発展するケースも多いため事前に確認しておくとよいでしょう。
確認事項④:「金銭感覚」「経済状況」
- 金銭感覚に大きなズレがないか
- ローンが残っているか
- 借金があるか
- 奨学金があるか
- 貯金がいくらあるか
- 不動産などの資産を持っているか
4つ目に確認しておきたいことは「金銭感覚」や「経済状況」についてです。結婚したらお財布を一緒にするご家庭も多いため、お互いの金銭感覚が大きくズレている場合はトラブルになる可能性も考えられます。
またローンや借金があるのか、貯金はどれくらいあるのかといった経済状況も確認しておくと安心です。そして大学に通うための奨学金も借金の一つ。奨学金は30代前半くらいまで返済している人もいて家計を圧迫してしまうケースもありますので、念のため確認しておきましょう。
確認事項⑤:「結婚式」
- 結婚式をやりたいか
- 結婚式へのこだわり
- 婚約指輪や結婚指輪へのこだわり
- 新婚旅行へのこだわり
真剣交際中には「結婚式をやりたいのか」「どんなこだわりがあるのか」といった細かい部分もチェックしておいてください。
とくに現代のコロナ禍において、結婚式を挙げるか否かの意見はハッキリと分かれがちです。「感染の危険を冒してまで結婚式は挙げたくない」と考える人もいれば、「こんなときだからこそ両家の絆を深めるためにも執り行いたい!」と考える人もいます。この問題に関してはお二人だけでなく親にも相談しておきましょう。
確認事項⑥:「新居」
- マイホームor賃貸
- 一戸建てorマンション
- 新居の希望条件(エリア、間取り、家賃など)
「新居」についてはまずマイホームを建てたいのか、それとも賃貸がいいのかを話し合っておきましょう。そしてマイホームを建てたい場合には一戸建てかマンションを選びます。
大枠が決まれば、次は新居の希望条件を相談していきましょう。たとえば「どのエリアに住みたいのか」や「家賃はいくらまでならOKなのか」などです。新居については大きなお金が動きますので、じっくりお互いに納得するまで話し合えると後悔せずに進められるでしょう。
確認事項⑦:「子ども」
- 子どもがほしいか
- 希望人数
- 希望時期
- 不妊治療が必要か
「子ども」についても話し合っておくべき確認事項です。子どもがほしいかどうかを確認しておくのはもちろんですが、希望人数や希望時期もチェックしておきましょう。
年齢によっては「結婚して2〜3年は二人だけの生活を楽しみたい」と考える人も少なくありません。しかし女性には妊娠・出産できるタイムリミットがあります。ご自身の年齢と照らし合わせてお相手と相談しておくと安心です。
確認事項⑧:「家事・育児」
- 家事の分担
- 育児の分担
- 育児方針
- 家事能力
「家事・育児」に関する事柄もチェックしておきましょう。これはせっかく楽しみにしていた新婚生活を台無しにしないための重要なポイントです。
今の時代、家事・育児を平等に分担するのは当たり前。それなのに「女なんだから仕事から帰ってきてから夕飯を作って子どもの相手をするのは当たり前だろう」のように時代錯誤な考え方を持っている人と結婚してしまうと、心身ともに疲れ果ててしまいます。
また育児方針についても確認しておくとよいでしょう。「子どもにやらせたい習い事があるのか」「どんなふうに子育てをしたいのか」などの理想がある場合には、お相手に伝えて反応を見ておくと安心ですね。
確認事項⑨:「スケジュール」
- 親へのごあいさつ
- 成婚退会
- 新居への引っ越し
- 入籍時期
先にお伝えした真剣交際の進め方にもあったように、お互いのスケジュール感をすり合わせておくことが大切です。
真剣交際後の大きなイベントといえば親へのごあいさつや成婚退会、新居へ引っ越して同棲スタート、入籍などさまざま。どれも仕事の合間に行わなければならず、めまぐるしい日々が過ぎます……。
このスケジュール感は人によって異なりますので、不満なく進めるために必ずそれぞれのタイミングを確認しておきましょう。
確認事項⑩:「その他」
- 持病があるか
- 宗教に入信しているか
- 障害があるか
- 犯罪歴があるか
- 家族の病気・障害の有無
最後にその他諸々、確認しておくべき事項をご紹介します。上記の項目は冒頭でもお伝えしたとおり、機微情報やマイナス部分です。
ご家族に精神疾患を患っていて引きこもりをしている人がいたり、一生介護が必要な兄弟がいたりと将来に大きく影響するケースも実際にありました。こうした部分が結婚後に発覚すると最悪の場合、離婚してしまう可能性も十分に考えられるため気をつけましょう。
結婚相談所Presiaでは、成婚料目的で婚約を急がせることは絶対にしません。「相性が合わないかも」と感じたら、成婚を止めることもございます。
真剣交際の進め方で迷ったら、すぐに相談しよう
結婚を前提にお付き合いする真剣交際。「本当にこの人でいいのかな……?」と不安に感じる人も珍しくありません。真剣交際の進め方|やることを7ステップで解説をちゃんとチェックして、後悔のない結婚に踏み切ってください。
ただ、この確認事項がダメだったからといって、そのお相手と合わないわけではありません。たとえ確認事項でNGがあったとしても、その部分があなたにとって許容できるのであれば問題ないでしょう。
もしも専任カウンセラー(仲人やアドバイザーなど)がいる場合は、相談しながら慎重にプロポーズまで進めていってくださいね。
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