- 結婚相談所スタッフの本音って?
- スタッフを本当に信頼していいの?
- 仲人/カウンセラーは、どんな会員にイラッとするの?
こういった婚活の疑問に答えます。
結婚相談所のスタッフに嫌われていないか心配で、なかなか活動を進められない人もいるでしょう。なんでも明るく答えてくれるスタッフですが、そんなスタッフも人間ですから本音と建前があります。
スタッフに嫌われてしまえば、担当することを嫌がられて最適なアドバイスをもらえないかもしれません。
そこで本記事では、150組以上のカップルを婚約に導いた結婚相談所Presiaの経験をもとに、婚活カウンセラーのリアルすぎる本音を徹底解説します。
「紹介してくれない」「幽霊会員」であることに不満をお持ちの方は必見です。
本記事で紹介するスタッフとは、「婚活カウンセラー」「婚活アドバイザー」「仲人」「事務スタッフ」「営業スタッフ」を指します。
もくじ
結婚相談所スタッフの本音エピソード3選
私が代表カウンセラーを務める結婚相談所Presiaで実際に起きたこと+他社さんのエピソードをご紹介します。
本音①:ぶっちゃけ、こんな人には入会してほしくない!
冒頭からものすごく強烈な内容ですが、、
スタッフの立場から見て「ぶっちゃけこんな人には入会してほしくない!」といった人の特徴をご紹介します。
完全に来島美幸の主観でお届けしますが、おそらく多くの婚活カウンセラーさんもうなずいてくれるはずです。
過去に縛られすぎている人
入会してほしくない人の特徴1つ目は「過去に縛られすぎている人」です。
なぜなら、過去の恋人や条件に執着してしまうと視野が狭くなり、婚活を効率的に進められないだけでなく素直にアドバイスも聞けないからです。たとえば下記のような人が実際にいらっしゃいました。
- 20代のときは年収2,000万円以上のドクターとしか付き合ったことがないから、結婚相手も最低2,000万円以上ないと無理
- 今でも元カノのことが大好きだから、元カノに雰囲気が似ていて出身地や年齢も同じ人がいい
- 大卒以上の人じゃないと教養がなく自分とは会話が成り立たないから、最終学歴は大卒以上じゃないと話にならない
- B型の人とはこれまでに良い思い出がなく結婚したくないから、A型かO型の人じゃなきゃイヤだ
こうした偏った考え方をしている場合、自分と相性の良い異性が現れても気づけず、結婚できるチャンスをみすみす逃してしまうことになるでしょう。
また、元カノの面影を追い求めている男性にいたっては「元カノに似ている人を探し、両思いになって結婚する確率」よりも、「元カノに再アタックして結婚できる確率のほうが高いのでは?」とさえ感じてしまいます。
私たちの考えや性格は過去の経験や環境が大きく関係していると考えられていますが、それでも過去に縛られすぎてしまうのはいかがなものでしょうか。「過去は過去」として考えて、現在にしっかり向き合える人こそが効率的な婚活を進めていけるのです。
人の悪口を言いまくっている人
入会してほしくない人の特徴2つ目は「人の悪口を言いまくっている人」です。
仮に入会してもスタッフはもちろんのこと、異性から好かれる可能性は非常に低いといえます。なぜなら周囲の人は「きっとなにかのタイミングで悪口の対象が自分になる」と怯え、さらには「この人とは極力関わりたくない」と思ってしまうからです。
これは学校や職場などのさまざまなシーンでも当てはまること。婚活においては、入会していたけど成婚できなかった結婚相談所や婚活アプリの悪口、参加した婚活パーティーの不平不満を永遠に言い続ける人がまれにいます。
誰だって生きていればイヤなことや気に入らないことの連続です。しかし自分のなかでモヤモヤをうまく消化して前向きに捉えていかなければ、いつまで経っても周囲に悪口を言いふらし悪印象を与えてしまうため注意してください。
決断力があまりにも乏しい人
入会してほしくない人の特徴3つ目は「決断力があまりにも乏しい人」です。
なにをするにも周囲の意見を聞かないと決められない人は、婚活をしても非常に苦労します。
「人生は選択の連続」といった言葉がありますが、結婚相談所においても自分で決断しなくちゃいけないことがばかりです。
- お見合いの申し込みが来れば、受ける・受けないを決める
- お見合いをしたあとは、また会うかどうかを決める
- 初めてのデートをしたあとは、2回目のデートをするかどうか決める
- この人と結婚を前提にお付き合いするかどうか決める
- この人と結婚するかどうか決める
結婚相談所に入会〜成婚退会まで、上記のような自分で判断する場面が多々登場します。これらすべてをカウンセラーさん任せでは、現実的に結婚はむずかしいですよね。
また、上記は婚活中における決断のタイミングですが、このほかにも結婚したあとには多岐にわたるシーンで判断していきます。
- 結婚指輪は男性が支払うのか、割り勘にするか
- 結婚式をするのか
- 入籍はいつするのか
- 親への挨拶はいつ済ませるのか
- 新居はどこに構えるのか
- お金の問題はどうするのか
「私は優柔不断だな」と自覚している人は、日々の特訓でこの決断力を高めていきましょう。具体的には次のような判断を日々意識してみてください。
- お店でメニューを見たら5秒以内に注文する
- 本屋に行ったときは購入する本を10秒以内に決める
- 雨が降りそうな天気だったら、傘を持っていくかどうかを5秒以内に決める
こうした決断力は後天的に身につけられるものですので、意識して日頃から鍛えておくと良いでしょう^^
本音②:言っていたことと実際の行動が違うじゃん…。勘弁して〜
次にご紹介するのは、入会後に「え?!勘弁してよ〜」とお手上げ状態になった事例です。これはとくに婚活カウンセラーの人に共感していただけるのではないかと思います。
「入会前に話していたこと」と「入会後の行動」が不一致な会員さんのことです。
入会時は「私なんかとお見合いをしてくれる男性がいるなら、全員とお会いしたいと思います!」と健気におっしゃっていた会員さん。
しかし、いざ婚活をはじめるとおどろくほど面食いで、「イケメン」にしかお見合いを申し込みません。「入会時に言っていたことと今やっていることが違いますやーん!」とツッコミを入れたくなります。
そして、こうした事例が続くと、スタッフ側も少々人間不信になってしまいます。
ただし、本当にお見合いの申し込みをしてくれた人全員と顔合わせをする「有言実行タイプ」の会員さんもいらっしゃるため、さすがに契約時点ではどちらなのかを見抜くことはできません。
ここで確実なことは、有言実行される会員さんのほうが間違いなく成婚率が高いことです。
レアな事例:スタッフに恋してしまう会員
ここで1つ、非常にレアな事例をご紹介します。それは入会してきた30代の男性会員に私(=来島美幸)が好かれてしまった事例です…。
「いや気のせいだ。緊張しているから固まっているのかな?」と思っていたのですが、なぜか契約のときから熱い視線を感じるんですよね。そして契約後もなぜかお食事に誘われました。まれに好意でお誘いしてくださる人もいるので、そのときは気にせず丁重にお断りしましたが、それから毎日LINEが届くようになってしまったのです。
LINEの内容は下記のように、まるで恋人や好きな人に送るようなメッセージでした。
来島さんに似合う服をたまたま見つけたので購入しました!昨日郵送したので受け取ってください
僕は〇〇というアニメのキャラクターが好きなんですが、来島さんとそっくりなんです!こうして来島さんとやりとりできるなんて夢のようです!
最初はただ「私に好意をもってくれている優しい会員さんだな」程度にしか思っていませんでしたが、さすがに上記のような濃い内容のLINEが毎日届くとこちらも仕事になりません。
そのため「私はご存知のとおり既婚者であること」「自身の婚活に集中して欲しいこと」を伝えたうえで ”カウンセラー“と“会員“という線引きを改めて行いました。これはまれなケースですのでそれほど数は多くありませんが、こういった会員がいたのも事実です。
このときはさすがに「もう勘弁してよ〜」と思わず笑ってしまいました。
本音③:幽霊会員ってお金もったいなくね?
結婚相談所の会員数が増えてくると、活動はまったくしないけど月会費だけはしっかり払ってくれる「幽霊会員」が出てきます。こうした幽霊会員に対してスタッフ全員が思うことは、単純に「お金もったいなくね?」です。
結婚相談所側も会費をいただいている以上は「とことん婚活してほしい」ですし、「スムーズに成婚退会してほしい」気持ちもあります。しかし、それでも言い訳ばかりで婚活に力を入れてくれない会員さんがいるのです。そのうち返信もなくなり、完全に幽霊会員となってしまいます。
ほぼ音信不通な幽霊会員になってしまうと、もうスタッフ(カウンセラー)としてはできることがなくなってしまいます。そんな幽霊会員ですが、不思議なことに「1月」と「4月」になると急に動き出す人がチラホラ出てきます。
- 1月に再始動するケース:年末年始に帰省し、親や友達の影響でやる気になる
- 4月に再始動するケース:新年度になるタイミングで、心機一転やる気になる
ただ、一時の感情で動いただけに過ぎないので長続きはせず、わずか1ヶ月程度でその活動もまたストップし幽霊会員に戻ってしまうケースが多いでしょう。
婚活をやらないなら退会したほうがよいですし、活動するならしっかりと行動して早く結婚を決めたほうがよいですよね。なにもやらないのにお金だけ支払っているのは本当にもったいないため「どちらか早く決めたらいいのに…」とスタッフたちは内心感じています。
結婚相談所スタッフの本音と建前あるあるTOP7
続いては結婚相談所におけるスタッフの「本音」と「建前」を7つご紹介します。これからお伝えする建前を言われた経験のある人にとってはショッキングな内容かもしれませんので、心してご覧くださいね。
本音あるある7位:「年収」
女性は年収だけで男性を選んでいるわけではないですよ!
そうは言ったものの、40代で年収300万円弱だと、かなりキツイかも…。
正直にお伝えすると、年齢を重ねているのに年収が低い男性は、それだけで女性から選ばれる確率が低下してしまいます。しかし、こうした事実を、落ち込んでいる男性会員に面と向かってはなかなか言えません。
そのため、「女性は年収だけで男性を選んでいるわけではないですよ!」と励ます気持ちを込めて建前を語る場合があります。年収が低いことがマイナスポイントになっている人は、副業をはじめるなどして年収アップを狙ってみてください!
本音あるある6位:「申し込み数」
最近お忙しそうですが、いかがされましたか?^^
まったくお見合いの申し込みをされてないですが、このままじゃ1年以内の結婚は絶望的ですよ?
結婚相談所では、自ら積極的に行動された人が結婚を掴み取っています。「自分はモテるほうだから待っていれば異性から誘ってくれるはず」「仕事が忙しくてなかなか活動していられない」などを理由に、お見合いの申し込みを自分からしない人はいつになっても結婚はできないでしょう。
婚活は「数打ちゃ当たる作戦」を実践していかなければ良い人に巡り会えません。効率的に婚活をしたいなら、より多くの異性にお見合いを申し込みましょう。
本音あるある5位:「30代女性の恋愛経験」
恋愛経験ゼロでも、婚活して結婚できる確率にそこまで影響しませんよ^^
男性なら問題ないけど、30代女性で1度も恋愛経験がない場合、理想だけが一人歩きしている可能性が高いからちょっと厳しいかも…。
男性の場合は30代まで恋愛経験がゼロでも「若い女性がいいな〜」など、年齢に関する希望しかもっていないケースが多いでしょう。一方で恋愛経験ゼロの30代女性は、どんどん理想だけが高くなってしまいます。
たとえば「年収は1,000万円以上、大卒、身長は175cm以上、顔は“中の上“くらい、性格は優しくて思いやりがあって時々男らしい人」など。
しかし、そんな少女漫画に出てくるような男性は、現実的にほとんどいません。それなのに女性のなかで「理想の男性像」だけが固まってしまい、どの男性会員を見てもパッとしなくなってしまいます。
もちろん恋愛経験ゼロの30代女性でも、自分なりの妥協点を見つけながらうまく婚活を進める人もいるでしょう。すべての女性に当てはまるわけではありませんが、理想だけが高くなってしまっている人は要注意です。
本音あるある4位:「自己流の婚活をする人」
今回はご縁がなかったけど、きっとまた良い出会いがありますよ^^
うわー、あの積極的な人を逃しちゃうなんてもったいないなぁ…。なんで断る前に相談してくれなかったのよ!
さまざまな人をサポートしていると、たまに婚活に自分なりのやり方やこだわりを見いだす人がいます。自己流の婚活を押し通すことで「逃がした魚は大きかった……」なんてことにならないように、行動するときはあらかじめスタッフに相談するとよいでしょう。
本音あるある3位:「イケメン好きな人」
スタイリッシュな男性ばかりに申し込まれていますね^^
イケメンで高身長な男性ばかり狙っても、お見合いは難しいってあれほど言ったのに…。なぜだ!
イケメンで高身長な男性は、多くの女性から注目を集めます。少しくらい年収が低くても、デメリットをかき消してくれる容姿の魅力があるのです。
しかしそういったイケメン男性は人気が高く、ライバルの女性がたくさんいます。必然的に倍率が高まり、イケメン高身長男性にお見合いを申し込んでも反応すらしてもらえない可能性が高いのが現実です。これは婚活に限らず、一般的な恋愛でも同じことがいえますね。
「ハイスペ男性と結婚するのは現実的ではない」という事実を知ってはいるものの、本能的にかっこいい男性を選んでアタックしてしまうのでしょう。何度も言いますが、頭で考えるだけではなく行動できる人こそが結婚に大きく近づけるのです。
本音あるある2位:「体臭・口臭」
みなさんご自身の体臭や口臭は案外気付きにくいものなので、〇〇さんもお気をつけ下さいね^^
本人を目の前にして、「体臭や口臭がキツいのでケアしてくれ」なんて言えない…。
体臭や口臭に関しては、血の繋がった家族ですら気を遣う話題です。こうした臭いがキツい人はそれだけで異性から拒絶されてしまいます。お相手が断るときも異性に対して「体臭がキツいので無理です」なんて言えないため、別の理由を用意してお断りするケースも少なくありません。
とはいえ、会員の幸せを願って多角的にアドバイスするのがスタッフの役目。その人の体臭や口臭が気になる場合には上記のように、あたかも全員平等にアドバイスしているような言い方でやんわりと伝えます。
もしこのセリフを言われたことのある会員がいたら「もしかしたら自分の体臭や口臭がキツいのかも?」と疑ってください。
本音あるある1位:「プロフィール写真」
わぁー!素敵なプロフィール写真ですね^^
うわぁーやっぱり強引にでも提携の写真スタジオに行ってもらえばよかったなぁ。これじゃぁ、お見合いを決めるのは厳しいかも…。
結婚相談所スタッフの本音あるある第1位は、プロフィール写真が残念だったときの本心です。今の時代、インターネットなどで【婚活 プロフィール写真】などと検索すれば、どのような写真が婚活にふさわしいのかといった情報は山のように出てきます。
しかし、自分自身でリサーチをせず「プロフィール写真だからキメ顔でいいんだよね」「履歴書のようにしっかりした写真を載せなくちゃ」などと勘違いしている人も少なくありません。
加えて、残念なプロフィール写真を撮ってくる人に限って、結婚相談所が提携している写真館をおすすめしても断ってきます。プロフィール写真は第一印象を決める重要な部分。ここで興味を持つかどうかのファクターにかけられます。
婚活にふさわしいプロフィール写真にすることは、今後婚活を進めていくうえで非常に大切です。
「お見合いが成立しやすいプロフィール」にしたい方は、結婚相談所Presiaにお越しください。「なんとなくの添削」ではなく、「データをもとにした論理的な添削」で、”理想のお相手”とのお見合いへと導きます。
信頼できないカウンセラーなら、乗り換えを検討しよう
結婚相談所のスタッフも会員の皆さんと同じく人間ですから、本音と建前があるのは当たり前だと心に留めてください。
スタッフに嫌われるような会員にならないように注意してくださいね。
「この人の担当にはなりたくない」なんて思われていては、自分にとって良いアドバイスを受けたり親身に相談に乗ってもらえない危険性があります。
担当カウンセラーさんのアドバイスを有言実行しながら、有意義な婚活を進めていきましょう。